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ら〜ら〜自作工房の中の人、四つポケさんです。気儘に自作しています。自作のご参考になれば幸いです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2018年06月11日

自衛隊タイガー複製計画(その1)

 どうもお久しぶりです、いまだに記事テーマの扱いがわからない四つポケです。前回の投稿が11月らしく半年近くブログをほっぽらかしていたようです。半年放置とか笑えるw

 ほっぽらかしていた理由を一応説明しておきますと、基本的に製作物の写真はTwitterに挙げていたからです。「こんなもの作りました~‼」という程度ならいちいちブログを更新するよりTwitterに挙げた方が楽なんですよ…ブログを更新していない間にもチマチマと自作はしていたので、ネタ切れとかそういうわけではないです。むしろ作りたいものいっぱいあるんで現状はネタには困っていない。

 さて、今回久しぶりに更新したのには訳があります。
最初の頃に投降した自衛隊タイガーの自作品、あれを製作した後ですかね…訳あって別生地を海外から輸入して何着か作ったのです。その時点では「100%納得がいくわけではないが此処が落とし所というか、ぎりぎり妥協できるラインだろう」と考えていたのです。それというのも、自衛隊タイガーを作ろうとした際に、一番の障壁となったのが生地の問題でした。詳細は後程書きますが、同じ迷彩パターンの生地がなかったのです。しかし、つい1か月ほど前に求めていた生地で製作することができたので、ここらでいっちょ纏めておこうかなと思った次第です。

 今回は自衛隊タイガー、中でも情報が多い丸紅製のタイガー(以後は丸紅タイガーと略称)と私の自作品とを合わせて仕様解説していこうと思います。というのも、現時点では私の自作タイガー迷彩服は丸紅タイガーの複製を目標としているからです。完全な複製はどうやっても無理ですが、知っている人に見せた時に「もしや…」と思わせられるぐらいの出来にはしたいじゃないですか(笑)。
※ちなみに、実物の自衛隊タイガーの写真については読者ご自身で検索かけてみてください

 そろそろ本題に入りましょうか。まずは生地のお話からしていきましょう。丸紅タイガーはいつものビニロン綿の混紡ツイル生地です。しかしながらビニロン綿の生地など手に入るわけもないので、私の自作では綿のツイル生地で妥協しています。こればっかりは再現のしようがない…
そして、肝心の迷彩パターンはタイガーストライプ‼…なわけですが、これが一番の問題なのです。タイガーストライプといっても、ジョンウェインやらタッドポールなどなどあるようです。うん、よく分からない( ´∀` )
 現在確認できている自衛隊タイガーに関してはどちらもJWS(ジョンウェインスパース)というタイプらしいです。じゃあ、この迷彩パターンの生地を手に入れて作ればいいという事になるわけですが、事はそう簡単では無いんです。タイガーストライプの生地というだけであれば物はあるのですが、「ツイル生地」というフィルターをかけると物は限られます。さらに「JWSのツイル生地」に絞ると物がなかったのです。冒頭で「生地がなかった」と書いたのはそういうわけです。そのため、一時期は生地複製も考えましたが、ついひと月ほど前に国内の問屋にJWSのツイル生地が入りまして…なんとか最大の問題もクリアできる状況になったというわけです。生地複製からやっていたら途方もない時間と労力がかかっていたでしょう(´Д`)ハァ…

 続いて服の仕様です。丸紅タイガーの写真を見たことがあればOD作業服と同じ形だと思われたでしょう。私も写真しか見たことがないのですが、聞いた話では初期のOD作業服と同型だという事です。この話と写真、そして時期を合わせて判断するに、どうやら丸紅タイガーは作業服(改)と同じ仕様のようです。とはいえ、作業服(改)についての情報もめちゃくちゃ少ないのが現実ですし、丸紅タイガーと作業服(改)を直接比べることもできないので、「同じ仕様だと考えられる」にとどまります。

 字面だけでは読んでいてもつまらんでしょうし、分かりにくいと思いますので私の自作品の写真を使って大まかな仕様について説明していきましょう。

 まずは上衣正面から。基本的な形は一般的なOD作業服と同じです。ぱっと見で違いが分かるとすれば、ファスナーの終わりから裾のカーブまで形が直線であるという点でしょうか(今度、もう少し分かり易い写真を追加しておきます)。それと、写真では見えづらいですが袖の肘当て布がないというのも違いのひとつです。袖口のボタン上方に横方向の縫い目がないのがわかってもらえますかね?この肘当てがないという特徴については作業服(改)だけではなく初期の作業服(65式)でも見られますが説明は割愛します。もう一つ、初期のOD作業服らにも見られた裾のマチですが、丸紅タイガーにもあったようです。今回の自作品では横着してまだつけていませんが((´∀`))ケラケラ


 上衣背面に関しては一般的なOD作業服と何ら変わりません。むしろ変えようがないでしょう。


 上衣正面のアップ。ここで説明しておきたいのはファスナーについてです。流石に同等品は手に入らないので市販品ですが、丸紅タイガーも写真と同じようにYKK刻印なのです。よく桜ジッパーというワードを聞きますが、初期のOD作業服などはYKK刻印のようで、同時期の丸紅タイガーも同様という事なんでしょう。加えて、ジッパーのスライドに布製の引手が付いていますが…こいつについてははっきりしていないので割愛(~_~;)


 


 続いて下衣。基本的な形はやはりOD作業服と同じですが、上衣と同様に下衣も膝の当て布がありません。あと、これは私の製作ミスですがベルトを通すループの大きさ、本来は背中側以外の4つは同じ大きさのようです。もう一点、自作品では下衣の裾口に紐が出ているのがわかるかと思います。初期のOD作業服と同じ仕様という事で裾口の紐を再現してはみましたが、丸紅タイガーにもあったのかどうかは実物を見ていないので不明です。

 と、仕様について大まかに説明したわけですが、これらは限られた写真や伝聞をもとにした考察であり、その域を出ないという事を最後に断っておきます。初期の作業服含め、現物、当時の写真等といった現存する資料があまりにも少ないというのが現状であり原因です。私の書いていることが100%正しいわけではないですし、私の自作品もあくまで「再現イメージ」でしかありません。いつか誰かが完全なレプリカを出してくれることを期待していますが…望み薄でしょうね(苦笑)

 写真の残っている北処タイガーなども作ってみたい気はするのですが、いかんせんモチベーションが…他にも作っているもの作りたいものは山積みですがお披露目はいつになることやら(笑)自作関係ないけれど、自作の準備過程で調べたことも整理してまとめたいし、あれもこれもやりたい。それに次回のブログ更新もいつになるんだか。

 いずれにせよ、今のところは気の向くままやっていくつもりですが、お付き合いいただけたら幸いです。こんな駄文をここまで読んでくださった方、有難う御座いました。それでは…また…  

Posted by 四つポケさん at 04:44Comments(0)自作試作品自衛隊自衛隊タイガー