2017年11月26日
サイドリリースバックルの話
はい、どうも四つポケさんです。今回はちょっとどうでもいい話を書きます。タイトルにあるようにサイドリリースバックルについてです。それもJ隊物の…
ここ最近、といっても数週間の話ではなく年単位の話ですが、無い物を自作する方をちらほら見かけます。かく言う私もその一人だったりしますが(笑)そんな中で、個人的に関心があるのが「戦闘背のう」の自作。私も自作した人間の一人な訳ですが、その際に拘ったポイントはいろいろあります。そのうちのひとつがサイドリリースバックルでした。
某メーカーさんが待望のレプリカを出した際、実物と違う点として挙げられた箇所にはバックルも含まれていました。「バックルの色が違う」「バックルの形が違う」という指摘は見かけましたが、正しいバックルについては見なかった気がします。それにですね、実物に使われているバックルとよく似たものが存在するので自作の時には注意が必要だったりするんです。(私も最初区別がつかなかった)
~本題~
サイドリリースバックルといっても、今回フォーカスを当てるのは「戦闘背のう」や「迷彩雑のう」の蓋を止めるのに使われている25㎜用のものです。メーカーはNifcoというところ。有名ですなぁ…このメーカーのSR-25Sというのが「戦闘背のう」や「迷彩雑のう」に使われているものになります。広報センターなんかに行って体験展示用の背のうでも確認していただければ分かると思います。一応、下に写真を載せておきましょう。
写真に写っているのはどちらも同型品です。(1枚目が表側、2枚目が裏側)違いは色ですね。左側のODのものは駐屯地の売店で買ったもの、右の黒いものは市販品になります。自作をするのであれば容易に手に入る、黒い方のSR-25Sを使うのがよいでしょう。
おう、そうかSR-25Sを買えばいいんだな…で終わってしまっては面白くありません。というか、それで済むなら今回こんな記事書いてません。先述の通り、このSR-25Sに似たバックルがあるのです。それが、SW-25Sというバックルです。あいにく現物は持っていないので言葉で説明しましょう。
まず、SR-25Sのほうはバックルの片側にだけテープの長さ調節機能があります。ちょうど下の写真で言うところのオレンジ色の矢印で示したところです。
一方、SW-25Sのほうはバックルの両端にテープの長さ調節機能が付いています。先ほどの写真はSR-25Sですが、SW-25Sであれば赤色の矢印で示した位置にオレンジ色の矢印で示したものと同じものがついていることになります。ほんと微妙な違いです。
と、そんなところですかね。特に絞めの言葉も見つからないし眠たくなってきたのでこの辺で…
ここ最近、といっても数週間の話ではなく年単位の話ですが、無い物を自作する方をちらほら見かけます。かく言う私もその一人だったりしますが(笑)そんな中で、個人的に関心があるのが「戦闘背のう」の自作。私も自作した人間の一人な訳ですが、その際に拘ったポイントはいろいろあります。そのうちのひとつがサイドリリースバックルでした。
某メーカーさんが待望のレプリカを出した際、実物と違う点として挙げられた箇所にはバックルも含まれていました。「バックルの色が違う」「バックルの形が違う」という指摘は見かけましたが、正しいバックルについては見なかった気がします。それにですね、実物に使われているバックルとよく似たものが存在するので自作の時には注意が必要だったりするんです。(私も最初区別がつかなかった)
~本題~
サイドリリースバックルといっても、今回フォーカスを当てるのは「戦闘背のう」や「迷彩雑のう」の蓋を止めるのに使われている25㎜用のものです。メーカーはNifcoというところ。有名ですなぁ…このメーカーのSR-25Sというのが「戦闘背のう」や「迷彩雑のう」に使われているものになります。広報センターなんかに行って体験展示用の背のうでも確認していただければ分かると思います。一応、下に写真を載せておきましょう。
写真に写っているのはどちらも同型品です。(1枚目が表側、2枚目が裏側)違いは色ですね。左側のODのものは駐屯地の売店で買ったもの、右の黒いものは市販品になります。自作をするのであれば容易に手に入る、黒い方のSR-25Sを使うのがよいでしょう。
おう、そうかSR-25Sを買えばいいんだな…で終わってしまっては面白くありません。というか、それで済むなら今回こんな記事書いてません。先述の通り、このSR-25Sに似たバックルがあるのです。それが、SW-25Sというバックルです。あいにく現物は持っていないので言葉で説明しましょう。
まず、SR-25Sのほうはバックルの片側にだけテープの長さ調節機能があります。ちょうど下の写真で言うところのオレンジ色の矢印で示したところです。
一方、SW-25Sのほうはバックルの両端にテープの長さ調節機能が付いています。先ほどの写真はSR-25Sですが、SW-25Sであれば赤色の矢印で示した位置にオレンジ色の矢印で示したものと同じものがついていることになります。ほんと微妙な違いです。
と、そんなところですかね。特に絞めの言葉も見つからないし眠たくなってきたのでこの辺で…
2017年11月15日
タイガー迷彩服(下衣編)
どうも、四つポケさんです。前回のブログに引き続いてタイガー迷彩服の下衣製作についてまとめます。現在深夜3時です、おねむの時間です。
本題に入る前に一つ、実は下衣を作るにあたって製作過程を撮るのを忘れてしまいました…そのため、途中の作業の詳細はバッサリとカットです。それでは本題に移りましょう。
まず、切り出した生地のうち前面にあたるパーツに補強用の布を縫い付けます。ちょうど膝のあたりです。写真だと見にくいかもしれませんが、赤い糸で上下を仮止めしています。
この仮止めの糸に沿って補強布の上下を2本ずつ写真のように縫います。
裏面はこんな感じです。
補強布を縫い付け終わったら、下衣の背面にあたるパーツと縫い合わせます。このとき、身体の側面に来る辺同士を合わせて折り伏せ縫いをします。足の内側(股側)を縫い合わせずに先に体側面のほうを縫い合わせる理由は、ポケットを縫い付けるからです。では、ポケット本体を作ります。
写真のように生地を切り出します。
この切り出した生地の端を下の写真のように折り、アイロンで癖をつけます。アイロンをかけたら、山折りになっている部分をミシンで縫います。(このあとボタンを縫い付ける部分を作ったりするのですが、完成した写真を撮り忘れました)
作ったポケットと先に縫い合わせていた下衣本体を縫い合わせます。当然、ポケットの蓋も縫い付けてください。
ここまで出来たら、今度は筒状になるように折り伏せ縫いで縫い合わせ、さらには尻の部分を縫い合わせます。
尻の部分まで縫い合わせが終わったら、腰周りの裏地を縫い付けます。
それが終わったら前面のボタンを縫い付けるパーツとボタンホールを作り、これらのパーツを下衣本体に縫い付けます。
最後に股の縫い合わせ(下の写真参考)とベルトループの縫い付け、裾の処理をして完成となります。
はい、これでタイガー迷彩服の上下が完成です。(だいぶ細かいところを省いていますがね…)
ちなみに、先日のVショーに着ていった手縫いの自作タイガー迷彩服と並べてみるとこんな感じです。生地が違うので色合いなどは違いますが迷彩のパターンは同じです。それに遠目で見れば手縫いかミシンかはわかりゃしないですね。(ジッパーはビスロンジッパーだと気になる)
さてと、とりあえずザックリとタイガー迷彩服の製作過程をまとめてみましたが…分かりにき~なぁ~。
自衛隊タイガー迷彩服の存在自体、知っている人が何人いる?ってなものでしょうから、「自作しようなんて思う人いるのか?」とも思いますが、もし作るって人がいればこの記事が動機付けになればうれしいですね。できれば、私のよりも出来のよいものを作っていただいて、それを…なんちゃって
余った生地で小物を作ったので、その紹介はまた今度。それでは…次は何をつくってみようかなぁ~
本題に入る前に一つ、実は下衣を作るにあたって製作過程を撮るのを忘れてしまいました…そのため、途中の作業の詳細はバッサリとカットです。それでは本題に移りましょう。
まず、切り出した生地のうち前面にあたるパーツに補強用の布を縫い付けます。ちょうど膝のあたりです。写真だと見にくいかもしれませんが、赤い糸で上下を仮止めしています。
この仮止めの糸に沿って補強布の上下を2本ずつ写真のように縫います。
裏面はこんな感じです。
補強布を縫い付け終わったら、下衣の背面にあたるパーツと縫い合わせます。このとき、身体の側面に来る辺同士を合わせて折り伏せ縫いをします。足の内側(股側)を縫い合わせずに先に体側面のほうを縫い合わせる理由は、ポケットを縫い付けるからです。では、ポケット本体を作ります。
写真のように生地を切り出します。
この切り出した生地の端を下の写真のように折り、アイロンで癖をつけます。アイロンをかけたら、山折りになっている部分をミシンで縫います。(このあとボタンを縫い付ける部分を作ったりするのですが、完成した写真を撮り忘れました)
作ったポケットと先に縫い合わせていた下衣本体を縫い合わせます。当然、ポケットの蓋も縫い付けてください。
ここまで出来たら、今度は筒状になるように折り伏せ縫いで縫い合わせ、さらには尻の部分を縫い合わせます。
尻の部分まで縫い合わせが終わったら、腰周りの裏地を縫い付けます。
それが終わったら前面のボタンを縫い付けるパーツとボタンホールを作り、これらのパーツを下衣本体に縫い付けます。
最後に股の縫い合わせ(下の写真参考)とベルトループの縫い付け、裾の処理をして完成となります。
はい、これでタイガー迷彩服の上下が完成です。(だいぶ細かいところを省いていますがね…)
ちなみに、先日のVショーに着ていった手縫いの自作タイガー迷彩服と並べてみるとこんな感じです。生地が違うので色合いなどは違いますが迷彩のパターンは同じです。それに遠目で見れば手縫いかミシンかはわかりゃしないですね。(ジッパーはビスロンジッパーだと気になる)
さてと、とりあえずザックリとタイガー迷彩服の製作過程をまとめてみましたが…分かりにき~なぁ~。
自衛隊タイガー迷彩服の存在自体、知っている人が何人いる?ってなものでしょうから、「自作しようなんて思う人いるのか?」とも思いますが、もし作るって人がいればこの記事が動機付けになればうれしいですね。できれば、私のよりも出来のよいものを作っていただいて、それを…なんちゃって
余った生地で小物を作ったので、その紹介はまた今度。それでは…次は何をつくってみようかなぁ~
2017年11月09日
タイガー迷彩服の製作(上衣編)
どうも皆さま初めまして。“四つポケさん”と申します。今後、このブログに自作物の製作過程をまとめていこうと思います。
早速ですが、初の投稿はタイガー迷彩服(上衣)の製作過程をまとめてみようと思います。先日のVショーで、自作のJ隊タイガー迷彩服と戦闘背嚢を着てウロウロしてみたのですが、「自作タイガー迷彩服を作り直したい」と感じました。そこで、今回リベンジしました。
本題に入りたいところですが、先ほどから「タイガー迷彩服」というワードが出ていますので少し説明いたしましょう。自衛隊の装備、とりわけ旧装備に興味のある方はご存知かと思いますが、自衛隊の迷彩には旧迷彩と呼ばれているものがあります。その旧迷彩のトライアル期間に試作品としてタイガー迷彩の迷彩服があったそうです。裁断についてはOD作業服のもの以外にもいろいろあったようですが、私は詳しくは知りません。
旧装備好きの私としては、このタイガー迷彩服が欲しいと思ったわけですが手に入りそうにない。ほかの方が複製を出してくれるのを待っていましたが待ちきれなくなり、気が付けば自作していました。今回作ったのはOD作業服裁断のものです。
上の写真はVショーに持って行った私の自作品で、手縫いで作ったものになります。見た目は雰囲気をつかんでいるとは思いますが、ジッパーも市販のビスロンジッパーを使っています。どうにも縫い目とジッパーが個人的には納得いきません。今回はその点を考慮し、ミシンを使い、ファスナーも金属ファスナーを使いました。
本題
まず、上衣前面、ファスナーの縫い付けです。下の写真を見て頂ければわかるように、ファスナーを縫い付ける位置を内側に折ってアイロンで癖をつけます。
次に、ファスナーとそれを覆う生地を載せて待針やしつけ糸などで仮止めします。
あとはミシンで縫えば下の写真のようようになります。
これにポケットと蓋を縫い付けます。さらに、上衣前面と上衣背面の側面及び肩を「折り伏せ縫い」で縫い合わせます。すると下の写真のようになります。
製作過程を撮り忘れましたが、襟のパーツを作りました。
このパーツを、先に作った胴体にしつけ糸を使って仮止めします。写真は仮止め状態のものです。
仮止め状態では着られませんので、ミシンで本縫いをします。襟の部分は特に変わった縫い方をする必要はありません。(肩章も製作過程を撮り忘れていました…)だいぶそれっぽくなってきました。
続いて袖をつくります。生地を切り出したあと、肘の補強を裏面に縫いつけます。
袖用のパーツを組み、待針で仮止め、その後は「折り伏せ縫い」で縫っていきます。筒状に縫うのは少々苦戦すると思いますが頑張ってください。
袖口のパーツ縫い付けやボタン、ボタンホールをつければ袖が完成します。同じ要領で左右の袖を作ってください。
最後に、またまた撮り忘れましたが胴体に袖を「折り伏せ縫い」で縫い付けます。この時、肩章も一緒に縫い込むのを忘れないようにしましょう。袖の縫い付け後、脇の切れ込みや裾のカーブを処理すればタイガー迷彩服の上衣が完成します。
なんだか飛び飛びの説明で参考にならないんじゃなかろうかと思いますが、ザックリとまとめてみました。私の場合、OD作業服を一着丸々解体して型として使っています。縫製が中々に複雑ですが、やってみると意外と作れるもんですね。ちなみに、タイガー迷彩服の実物は見たことありませんが、OD作業服や旧迷彩服と同じであるとすれば、おそらく「巻伏せ縫い」による縫製でしょう。「巻伏せ縫い」と「折り伏せ縫い」では縫い目が若干異なりますので要注意です。まぁ、表面は同じなんですけど…
とまあ、今回はタイガー迷彩服上衣の製作過程をまとめたわけですが、次は戦闘背嚢の製作過程をまとめるかタイガー迷彩服下衣の製作過程をまとめるか…いずれにせよ更新は気が向いたらですね。
最後に、こんな拙い記事ですが最後まで読んでくださり有難う御座います。(全然面白いこと書けない…)もし、自作をしようとしている方の参考(むしろこっちが参考にさせていただきたいくらいですが)や動機付けになれば幸いです。それではまたの機会に…
早速ですが、初の投稿はタイガー迷彩服(上衣)の製作過程をまとめてみようと思います。先日のVショーで、自作のJ隊タイガー迷彩服と戦闘背嚢を着てウロウロしてみたのですが、「自作タイガー迷彩服を作り直したい」と感じました。そこで、今回リベンジしました。
本題に入りたいところですが、先ほどから「タイガー迷彩服」というワードが出ていますので少し説明いたしましょう。自衛隊の装備、とりわけ旧装備に興味のある方はご存知かと思いますが、自衛隊の迷彩には旧迷彩と呼ばれているものがあります。その旧迷彩のトライアル期間に試作品としてタイガー迷彩の迷彩服があったそうです。裁断についてはOD作業服のもの以外にもいろいろあったようですが、私は詳しくは知りません。
旧装備好きの私としては、このタイガー迷彩服が欲しいと思ったわけですが手に入りそうにない。ほかの方が複製を出してくれるのを待っていましたが待ちきれなくなり、気が付けば自作していました。今回作ったのはOD作業服裁断のものです。
上の写真はVショーに持って行った私の自作品で、手縫いで作ったものになります。見た目は雰囲気をつかんでいるとは思いますが、ジッパーも市販のビスロンジッパーを使っています。どうにも縫い目とジッパーが個人的には納得いきません。今回はその点を考慮し、ミシンを使い、ファスナーも金属ファスナーを使いました。
本題
まず、上衣前面、ファスナーの縫い付けです。下の写真を見て頂ければわかるように、ファスナーを縫い付ける位置を内側に折ってアイロンで癖をつけます。
次に、ファスナーとそれを覆う生地を載せて待針やしつけ糸などで仮止めします。
あとはミシンで縫えば下の写真のようようになります。
これにポケットと蓋を縫い付けます。さらに、上衣前面と上衣背面の側面及び肩を「折り伏せ縫い」で縫い合わせます。すると下の写真のようになります。
製作過程を撮り忘れましたが、襟のパーツを作りました。
このパーツを、先に作った胴体にしつけ糸を使って仮止めします。写真は仮止め状態のものです。
仮止め状態では着られませんので、ミシンで本縫いをします。襟の部分は特に変わった縫い方をする必要はありません。(肩章も製作過程を撮り忘れていました…)だいぶそれっぽくなってきました。
続いて袖をつくります。生地を切り出したあと、肘の補強を裏面に縫いつけます。
袖用のパーツを組み、待針で仮止め、その後は「折り伏せ縫い」で縫っていきます。筒状に縫うのは少々苦戦すると思いますが頑張ってください。
袖口のパーツ縫い付けやボタン、ボタンホールをつければ袖が完成します。同じ要領で左右の袖を作ってください。
最後に、またまた撮り忘れましたが胴体に袖を「折り伏せ縫い」で縫い付けます。この時、肩章も一緒に縫い込むのを忘れないようにしましょう。袖の縫い付け後、脇の切れ込みや裾のカーブを処理すればタイガー迷彩服の上衣が完成します。
なんだか飛び飛びの説明で参考にならないんじゃなかろうかと思いますが、ザックリとまとめてみました。私の場合、OD作業服を一着丸々解体して型として使っています。縫製が中々に複雑ですが、やってみると意外と作れるもんですね。ちなみに、タイガー迷彩服の実物は見たことありませんが、OD作業服や旧迷彩服と同じであるとすれば、おそらく「巻伏せ縫い」による縫製でしょう。「巻伏せ縫い」と「折り伏せ縫い」では縫い目が若干異なりますので要注意です。まぁ、表面は同じなんですけど…
とまあ、今回はタイガー迷彩服上衣の製作過程をまとめたわけですが、次は戦闘背嚢の製作過程をまとめるかタイガー迷彩服下衣の製作過程をまとめるか…いずれにせよ更新は気が向いたらですね。
最後に、こんな拙い記事ですが最後まで読んでくださり有難う御座います。(全然面白いこと書けない…)もし、自作をしようとしている方の参考(むしろこっちが参考にさせていただきたいくらいですが)や動機付けになれば幸いです。それではまたの機会に…