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ら〜ら〜自作工房の中の人、四つポケさんです。気儘に自作しています。自作のご参考になれば幸いです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2022年03月13日

自作物いろいろpart3

こんにちは、四つポケさんです。

内容は前回と同様、自作物の紹介です。

【戦闘防弾チョッキ,中間迷彩仕様】

中間迷彩(前面)

中間迷彩チョッキ(背)

中間迷彩の戦闘防弾チョッキです。旧迷彩の色違い生地と肩の偽装ループが特徴的です。私自身は実物を見たことがないので、同人誌やTwitter等に載っている写真を参考にして製作しました。そのため、細部の寸法や位置については実物と異なる可能性大ですが仕方ないかなと思っています。

製作にあたっては市販の戦闘防弾チョッキレプリカを潰して型を取り、裏地のOD生地はそのまま流用しました。今回ベースにしたのは空デジ生地のチョッキだったため、裏地の生地が青緑色の整備服生地になっています。着たら見えないので問題はないでしょう。襟も実物はもっと高さがあるようなのですが、市販のレプリカは襟が低いのでその通りになってしまっています。正直なところ、型紙を修正するのは簡単なのですが、中に詰めるウレタン材が小さいので敢えて低い襟にしました。

さて、読者が気になるとしたら「その生地はどうしたのか?」という点かと思われます。当然、こんなニッチな生地はレプリカも出回っていません。ならばどうしたか?答えは簡単で、“頑張って生地を作りました”。もともと、「無いなら作ればいいじゃない!!」をモットーに製作活動していますので何ら不思議なことではありませんね(笑)
とはいえ、生地から作ったのは正気の沙汰ではないとも思っています…

【収納袋,救護用医療のう,2型】

医療のう(前面)

迷彩のメディックバッグです。ググると普通に仕様書が出てくるので、それを参考にしながら製作しました。加えて、製造メーカーから同型の民間モデル(部材を市販品に変えただけ)が出ているので、仕様書では理解できない部分はこちらを参考にしました。
本来であれば前面ポケットの蓋に付くマークは省略し、代わりに四角い面ファスナーを縫い付けてあります。

医療のう(背面)

両サイドのポーチも実物通りに切り離し可能な仕様で作りました。また、ショルダーストラップを収納するための空間もしっかりと再現。ショルダーストラップ格納部分の構造は、仕様書と民生品の2つとにらめっこしても中々理解ができませんでした…

医療のう(中身)

医療のうの内側と中身です。内側のポーチはODらしい(仕様書にそうある)ので、ODの生地で作りました。

メインとなる迷彩生地は中国から輸入した500Dのナイロン生地を使用。中身のODポーチも同じく輸入品の中華製500Dナイロン生地を使用して製作しています。さらには、25mmのOD(というよりも青緑色)の高密度織テープや縁巻きの杉綾テープも中華製の輸入品です。プラバックルは実物に近付けるためNifcoバックルを使い、ファスナーもYKKの止水ジッパー(OD色)を使っています。
製作コストを抑えようと殆ど輸入品を使いましたが、テープだけは国内品を使ったほうがよかったかなと思います。決して輸入品の質が悪いというわけではなく、色が思った色と違うというのが理由です。テープや生地の色は現物と写真では見え方が異なるということが多々ありますが、色に拘りがある場合は過去の買ったことのあるもの(色を把握しているもの)を買うのが正解かなというのが今回の教訓です。

今回のブログ更新は割と早かったです。製作物のネタ(過去作)は割とあるので、ちまちまと更新していけたらなと思います。それでは、また…  

Posted by 四つポケさん at 17:22Comments(0)自作

2022年03月12日

自作物いろいろpart2

どうも、またもや久々の更新になります。四つポケさんです。
 
さて、前回に引き続き自作物の紹介でもしていこうかと思います。因みに、作ったのは2021年の6月みたいですね。

【収納袋,個人携行救急品,黒色】
黒色の救急品袋、2種類です。蓋の小さいタイプ(便宜上、救急品ポーチ〔旧型〕と呼称)と蓋が大きくファスナー覆いが付いたタイプ(救急品ポーチ〔新型〕と呼称)を作ってみました。救急品ポーチ(旧型)のほうは同期から依頼があっての製作になります。
黒色救急品ポーチは前例があるので普通に作っては面白くない…ということで、とことんまで拘ってえげつないものを作ったろうと思って可能な限りモノホンに寄せる努力をしました。
黒色救急品ポーチ(旧
まず、生地は1000Dのコーデュラナイロンを使用。そして、譲れなかった拘りポイントはテープ類で、縁巻き用の25mmと腰吊りベルト等の38mmはナイロンの杉綾テープを使用してモノホンに寄せました。ただ、テープの厚さが足りなかったのはマイナスポイントですかね。
黒色救急品ポーチ(旧・裏
ホックもOpenホックを使用。本当は製作コスト削減のために市販のドットボタンを使いたかったのですが、同期からの依頼品だしということでOpenホックを打ちました。細かいことを言えば、黒ニッケル赤文字のほうが安く手に入れば理想だったのですが、こればっかりは仕方ない…
黒メディックポーチ中
ポーチの内側ですね。ここも、私的に拘ったポイントがありまして、それが平ゴムです。開けなければ見えないし、機能上はどんなゴムを使っても問題はないでしょう。しかし、どうせイチから作るなら徹底的に拘るべきポイントです。まして、こちとら見た目重視で自作している面倒くさいオタクですので、モノホン同様に綾織りゴムを使用しました。きっと誰も気にしないポイントw
お金をかけて部材を拘ったおかげで中々に良い見た目に仕上がったと思います。強いて良くないポイントを挙げますと、プラバックルと日の字カンがNifco製な点でしょうかね。正直、外見上言われなければわからないポイントではあるんですが、ここは許せないです。モノホンに寄せるために、本当はYKK製を使いたかった…
黒色救急品ポーチ(新
余った部材でもう1個作ろうと思い立ったわけですが、同じもの作っても芸がないなということで前例のない新型仕様でも作ってみました。基本的な部材や型は旧型と同じで、蓋のサイズを大きくしたのと、ファスナー覆いを追加しただけになります。本当は身内にでも流そうかと考えていたのですが、製作中にハトメの塗装が剝がれちゃったりファスナーの縫う位置間違えたりしたので結局お蔵入りに(笑)

前回の更新日を見たら昨年の4月だったようで、年1投稿みたいになってますね(苦笑)
作りたいものや載せたいものはいっぱいあるんですがね…はてさて、次回の更新はいつになることやら。  

Posted by 四つポケさん at 05:07Comments(0)自作

2021年04月13日

自作物いろいろpart1

 随分と久しぶりの更新…最終更新はいつなんですかね?ログインしてみたら下書き記事(ちょうどこの投稿)があったのでそれに加筆修正しています。その所為で、いつ作ったんだか分らないくらいネタが古いのも(笑)。一応、旧迷彩ファティーグ以外は最近の製作物です。相変わらずの駄文ですがお暇つぶしにでもなれば幸いです。

【旧迷彩ファティーグジャケット】
 ことの発端は、某オークションに旧迷彩のファティーグジャケットが出品されているのを見つけたことでした。旧迷彩のファティーグジャケットが昔売られていたことは知っていました。それに、過去にもオークションに出品されていたのを見たことがありました。ですが、そのころは特に興味もなくほしいとも思っていなかったんですね。しかし、人の好みというのは時間で変わるものでして、久しぶりに見たら欲しくなっちゃって(笑)
 ただですね、まぁ~ある程度の値段までは上がるだろうなという予想はできたわけですよ。それなら、いっそのこと自作してしまえと。旧迷彩のツイル生地は手に入らないが、ペランペランの薄生地なら手に入る。それを使って作れば安上がりだろうと考えたわけです。で作ったのが、下の写真。見た目だけはよくできている(笑)。


【収納袋,個人携行救急品,砂漠用】&【収納袋,個人携行救急品,一般用】
 砂漠用のメディックポーチです。元々、砂漠アイテムにはそこまで関心はなかったのですが、どこのメーカーもレプリカを出していないというので「いつか作ってやろう」という思いはありました。そう思い続けてだいぶ時間が経ちましたが、偶然、ネットサーフィン中によさげな生地を見つけたのをキッカケに勢いだけで製作してしまいました。正直、実物を見たことはないし鮮明な写真はないしでどこまで再現できているのか怪しいもんです(苦笑)。
 ついでに、砂漠用を身内用に量産(とはいってもトータル作ったのは5個だけ)したろうと思って型紙を作ったので昔の青っぽいコーデュラ生地でも作ってみました。完全に面白アイテムです。
メディックポーチ表面
メディックポーチ裏面


【精強・精鋭無比なリュック】
 サークルの同期から譲り受けたPX品を持ってはいるものの、生地の加水分解が進んでいることなどから複製を作らなければと思っていたわけです。他にもいろいろ作らなきゃならないアイテムが沢山あるんですが、必要部材を一気に集められるほどの予算もないので今ある部材で練習兼モチベーション充電用にと作ったんです。思ったより複雑な作りで製作モチベーション充電になったかといわれると疑問ですが、背負う系のアイテム作りたい欲は溜まったので結果オーライですかね?余談ですが、砂漠ポーチを作るのに使った生地の色違いですが縫いやすくていいですね。チョッキとかパリッと立たせたいアイテムの製作には不向きかもしれませんが、色もいいですしバッグ系を作るのにはいいかも…個人的には某1000D生地よりこっちのほうが好きです。耐久性は知りません‼
空挺雑のう
空挺雑のう背中

 さて、製作物は他にもあるのですが、写真を撮ったり取り込んだりが追い付いていないので今回はここまでにしておきます。気力があれば次回更新はRAVとか集約チョッキとかを載せたいですね。それでは、また…  

Posted by 四つポケさん at 01:44Comments(0)自作

2019年04月02日

自衛隊タイガー(〇紅仕様)の解説

 どうも、ご無沙汰しております。四つポケです。最後に更新してから半年以上放置していたようです。細々と自作活動はしていましたが、ブログの更新はどうにも億劫で更新をさぼっていました(笑)
 先日のVショーで新たな情報を手に入れたり、TwitterのTLで自衛隊タイガーのレプリカ写真が流れてきたりと、自衛隊タイガー関連も地味に動きがあるようなので、少しばかり解説をしなければと思い至りました。今回は、自衛隊タイガーの中でも〇紅タイガーと呼んでいる、OD作業服裁断の物について解説します。実は、〇紅タイガーの実物を観察させていただける機会に恵まれ、自分の仮説と照らし合わせることが出来ました。それを踏まえて、大まかな部分だけ解説しようと思います。

 ハッキリ言って、〇紅タイガーは完全に初期型OD作業服の裁断です。今までは、「初期のOD作業服型だった」とか「作業服(改)に近い気がする」等の仮説レベルに留まっていました。しかし、実物を確認した結果、間違いなく「作業服(改)」と呼ばれるタイプであるという結論に至りました。事細かに全部を書くのは大変なので、ぱっと見で目立つポイントだけをピックアップし、レプリカの写真を使って解説しようと思います。

 タイガー迷彩服,上衣

 まず、上衣に関しては「袖」と「裾」がポイントになります。現存するレプリカは、私の手作りを除いて後期型OD作業服の裁断です。写真の赤線で示してあるように、裾はもっと真っすぐです。また、肘の補強もありません。このあたりについては自分の仮説通りであり、「まんま作業服(改)」でした。他にも“普通のOD作業服”との違いがありますが、それらの詳細についてはナイショにしておきます。

タイガー迷彩服,ズボン

 続いて、ズボンについてです。ズボンも上衣と同様に、実物には膝の補強がありません。あとは、バンド通しや裾等にも“普通のOD作業服”との差異が見られます。ですが、細かい事なのでこちらも割愛…というかナイショ。

 個人的な見解ですが、〇紅タイガーの完全完璧な複製は作れないだろうと考えています。簡単に手に入る“普通のOD作業服”をベースにしても型紙の裁断が異なるため、単純に補強布をオミットしただけでは実物通りにはなりません。作業服(改)を参考にしようにも、現存数は少なく希少なため、現物が手に入らないという問題があります(もし解体しようものなら発狂案件)。また、ファスナーや生地に関しても、類似品はあれど同等品が無いため、一から作り始めないといけないという問題もあります。しかし、それでも類似品を使ってレプリカを作る人が現れるのは嬉しいものです。
 これは持論ですが、レプリカを作る人が苦労して自ら情報収集をし、良いレプリカを作るべきだと考えています。だから、ヒント的にするために敢えて大まかな解説にしています。貴重な情報はネットで簡単に手に入るわけではないのです(笑)

 さて、私はというと、自衛隊タイガーに関してはひと段落付きそうなので、次のステップに移行しようと思います。試作迷彩服はタイガー迷彩服だけじゃないですし、その他の旧自物や現行物でも作りたいものがありますし…余力があれば、もう1種類の自衛隊タイガーの解説をしたいところですが、次の更新はいつになることやら。  

Posted by 四つポケさん at 15:41Comments(0)自作自衛隊タイガー

2018年06月11日

自衛隊タイガー複製計画(その1)

 どうもお久しぶりです、いまだに記事テーマの扱いがわからない四つポケです。前回の投稿が11月らしく半年近くブログをほっぽらかしていたようです。半年放置とか笑えるw

 ほっぽらかしていた理由を一応説明しておきますと、基本的に製作物の写真はTwitterに挙げていたからです。「こんなもの作りました~‼」という程度ならいちいちブログを更新するよりTwitterに挙げた方が楽なんですよ…ブログを更新していない間にもチマチマと自作はしていたので、ネタ切れとかそういうわけではないです。むしろ作りたいものいっぱいあるんで現状はネタには困っていない。

 さて、今回久しぶりに更新したのには訳があります。
最初の頃に投降した自衛隊タイガーの自作品、あれを製作した後ですかね…訳あって別生地を海外から輸入して何着か作ったのです。その時点では「100%納得がいくわけではないが此処が落とし所というか、ぎりぎり妥協できるラインだろう」と考えていたのです。それというのも、自衛隊タイガーを作ろうとした際に、一番の障壁となったのが生地の問題でした。詳細は後程書きますが、同じ迷彩パターンの生地がなかったのです。しかし、つい1か月ほど前に求めていた生地で製作することができたので、ここらでいっちょ纏めておこうかなと思った次第です。

 今回は自衛隊タイガー、中でも情報が多い丸紅製のタイガー(以後は丸紅タイガーと略称)と私の自作品とを合わせて仕様解説していこうと思います。というのも、現時点では私の自作タイガー迷彩服は丸紅タイガーの複製を目標としているからです。完全な複製はどうやっても無理ですが、知っている人に見せた時に「もしや…」と思わせられるぐらいの出来にはしたいじゃないですか(笑)。
※ちなみに、実物の自衛隊タイガーの写真については読者ご自身で検索かけてみてください

 そろそろ本題に入りましょうか。まずは生地のお話からしていきましょう。丸紅タイガーはいつものビニロン綿の混紡ツイル生地です。しかしながらビニロン綿の生地など手に入るわけもないので、私の自作では綿のツイル生地で妥協しています。こればっかりは再現のしようがない…
そして、肝心の迷彩パターンはタイガーストライプ‼…なわけですが、これが一番の問題なのです。タイガーストライプといっても、ジョンウェインやらタッドポールなどなどあるようです。うん、よく分からない( ´∀` )
 現在確認できている自衛隊タイガーに関してはどちらもJWS(ジョンウェインスパース)というタイプらしいです。じゃあ、この迷彩パターンの生地を手に入れて作ればいいという事になるわけですが、事はそう簡単では無いんです。タイガーストライプの生地というだけであれば物はあるのですが、「ツイル生地」というフィルターをかけると物は限られます。さらに「JWSのツイル生地」に絞ると物がなかったのです。冒頭で「生地がなかった」と書いたのはそういうわけです。そのため、一時期は生地複製も考えましたが、ついひと月ほど前に国内の問屋にJWSのツイル生地が入りまして…なんとか最大の問題もクリアできる状況になったというわけです。生地複製からやっていたら途方もない時間と労力がかかっていたでしょう(´Д`)ハァ…

 続いて服の仕様です。丸紅タイガーの写真を見たことがあればOD作業服と同じ形だと思われたでしょう。私も写真しか見たことがないのですが、聞いた話では初期のOD作業服と同型だという事です。この話と写真、そして時期を合わせて判断するに、どうやら丸紅タイガーは作業服(改)と同じ仕様のようです。とはいえ、作業服(改)についての情報もめちゃくちゃ少ないのが現実ですし、丸紅タイガーと作業服(改)を直接比べることもできないので、「同じ仕様だと考えられる」にとどまります。

 字面だけでは読んでいてもつまらんでしょうし、分かりにくいと思いますので私の自作品の写真を使って大まかな仕様について説明していきましょう。

 まずは上衣正面から。基本的な形は一般的なOD作業服と同じです。ぱっと見で違いが分かるとすれば、ファスナーの終わりから裾のカーブまで形が直線であるという点でしょうか(今度、もう少し分かり易い写真を追加しておきます)。それと、写真では見えづらいですが袖の肘当て布がないというのも違いのひとつです。袖口のボタン上方に横方向の縫い目がないのがわかってもらえますかね?この肘当てがないという特徴については作業服(改)だけではなく初期の作業服(65式)でも見られますが説明は割愛します。もう一つ、初期のOD作業服らにも見られた裾のマチですが、丸紅タイガーにもあったようです。今回の自作品では横着してまだつけていませんが((´∀`))ケラケラ


 上衣背面に関しては一般的なOD作業服と何ら変わりません。むしろ変えようがないでしょう。


 上衣正面のアップ。ここで説明しておきたいのはファスナーについてです。流石に同等品は手に入らないので市販品ですが、丸紅タイガーも写真と同じようにYKK刻印なのです。よく桜ジッパーというワードを聞きますが、初期のOD作業服などはYKK刻印のようで、同時期の丸紅タイガーも同様という事なんでしょう。加えて、ジッパーのスライドに布製の引手が付いていますが…こいつについてははっきりしていないので割愛(~_~;)


 


 続いて下衣。基本的な形はやはりOD作業服と同じですが、上衣と同様に下衣も膝の当て布がありません。あと、これは私の製作ミスですがベルトを通すループの大きさ、本来は背中側以外の4つは同じ大きさのようです。もう一点、自作品では下衣の裾口に紐が出ているのがわかるかと思います。初期のOD作業服と同じ仕様という事で裾口の紐を再現してはみましたが、丸紅タイガーにもあったのかどうかは実物を見ていないので不明です。

 と、仕様について大まかに説明したわけですが、これらは限られた写真や伝聞をもとにした考察であり、その域を出ないという事を最後に断っておきます。初期の作業服含め、現物、当時の写真等といった現存する資料があまりにも少ないというのが現状であり原因です。私の書いていることが100%正しいわけではないですし、私の自作品もあくまで「再現イメージ」でしかありません。いつか誰かが完全なレプリカを出してくれることを期待していますが…望み薄でしょうね(苦笑)

 写真の残っている北処タイガーなども作ってみたい気はするのですが、いかんせんモチベーションが…他にも作っているもの作りたいものは山積みですがお披露目はいつになることやら(笑)自作関係ないけれど、自作の準備過程で調べたことも整理してまとめたいし、あれもこれもやりたい。それに次回のブログ更新もいつになるんだか。

 いずれにせよ、今のところは気の向くままやっていくつもりですが、お付き合いいただけたら幸いです。こんな駄文をここまで読んでくださった方、有難う御座いました。それでは…また…  

Posted by 四つポケさん at 04:44Comments(0)自作自衛隊自衛隊タイガー

2017年11月15日

タイガー迷彩服(下衣編)

 どうも、四つポケさんです。前回のブログに引き続いてタイガー迷彩服の下衣製作についてまとめます。現在深夜3時です、おねむの時間です。
本題に入る前に一つ、実は下衣を作るにあたって製作過程を撮るのを忘れてしまいました…そのため、途中の作業の詳細はバッサリとカットです。それでは本題に移りましょう。

まず、切り出した生地のうち前面にあたるパーツに補強用の布を縫い付けます。ちょうど膝のあたりです。写真だと見にくいかもしれませんが、赤い糸で上下を仮止めしています。


この仮止めの糸に沿って補強布の上下を2本ずつ写真のように縫います。

裏面はこんな感じです。


補強布を縫い付け終わったら、下衣の背面にあたるパーツと縫い合わせます。このとき、身体の側面に来る辺同士を合わせて折り伏せ縫いをします。足の内側(股側)を縫い合わせずに先に体側面のほうを縫い合わせる理由は、ポケットを縫い付けるからです。では、ポケット本体を作ります。
写真のように生地を切り出します。

この切り出した生地の端を下の写真のように折り、アイロンで癖をつけます。アイロンをかけたら、山折りになっている部分をミシンで縫います。(このあとボタンを縫い付ける部分を作ったりするのですが、完成した写真を撮り忘れました)


作ったポケットと先に縫い合わせていた下衣本体を縫い合わせます。当然、ポケットの蓋も縫い付けてください。


ここまで出来たら、今度は筒状になるように折り伏せ縫いで縫い合わせ、さらには尻の部分を縫い合わせます。

尻の部分まで縫い合わせが終わったら、腰周りの裏地を縫い付けます。


それが終わったら前面のボタンを縫い付けるパーツとボタンホールを作り、これらのパーツを下衣本体に縫い付けます。



最後に股の縫い合わせ(下の写真参考)とベルトループの縫い付け、裾の処理をして完成となります。


はい、これでタイガー迷彩服の上下が完成です。(だいぶ細かいところを省いていますがね…)



ちなみに、先日のVショーに着ていった手縫いの自作タイガー迷彩服と並べてみるとこんな感じです。生地が違うので色合いなどは違いますが迷彩のパターンは同じです。それに遠目で見れば手縫いかミシンかはわかりゃしないですね。(ジッパーはビスロンジッパーだと気になる)


さてと、とりあえずザックリとタイガー迷彩服の製作過程をまとめてみましたが…分かりにき~なぁ~。
自衛隊タイガー迷彩服の存在自体、知っている人が何人いる?ってなものでしょうから、「自作しようなんて思う人いるのか?」とも思いますが、もし作るって人がいればこの記事が動機付けになればうれしいですね。できれば、私のよりも出来のよいものを作っていただいて、それを…なんちゃって

余った生地で小物を作ったので、その紹介はまた今度。それでは…次は何をつくってみようかなぁ~

  

Posted by 四つポケさん at 04:23Comments(0)自作自衛隊

2017年11月09日

タイガー迷彩服の製作(上衣編)

 どうも皆さま初めまして。“四つポケさん”と申します。今後、このブログに自作物の製作過程をまとめていこうと思います。

早速ですが、初の投稿はタイガー迷彩服(上衣)の製作過程をまとめてみようと思います。先日のVショーで、自作のJ隊タイガー迷彩服と戦闘背嚢を着てウロウロしてみたのですが、「自作タイガー迷彩服を作り直したい」と感じました。そこで、今回リベンジしました。

本題に入りたいところですが、先ほどから「タイガー迷彩服」というワードが出ていますので少し説明いたしましょう。自衛隊の装備、とりわけ旧装備に興味のある方はご存知かと思いますが、自衛隊の迷彩には旧迷彩と呼ばれているものがあります。その旧迷彩のトライアル期間に試作品としてタイガー迷彩の迷彩服があったそうです。裁断についてはOD作業服のもの以外にもいろいろあったようですが、私は詳しくは知りません。
旧装備好きの私としては、このタイガー迷彩服が欲しいと思ったわけですが手に入りそうにない。ほかの方が複製を出してくれるのを待っていましたが待ちきれなくなり、気が付けば自作していました。今回作ったのはOD作業服裁断のものです。

手縫いタイガー

上の写真はVショーに持って行った私の自作品で、手縫いで作ったものになります。見た目は雰囲気をつかんでいるとは思いますが、ジッパーも市販のビスロンジッパーを使っています。どうにも縫い目とジッパーが個人的には納得いきません。今回はその点を考慮し、ミシンを使い、ファスナーも金属ファスナーを使いました。

本題

まず、上衣前面、ファスナーの縫い付けです。下の写真を見て頂ければわかるように、ファスナーを縫い付ける位置を内側に折ってアイロンで癖をつけます。

次に、ファスナーとそれを覆う生地を載せて待針やしつけ糸などで仮止めします。

あとはミシンで縫えば下の写真のようようになります。

これにポケットと蓋を縫い付けます。さらに、上衣前面と上衣背面の側面及び肩を「折り伏せ縫い」で縫い合わせます。すると下の写真のようになります。


製作過程を撮り忘れましたが、襟のパーツを作りました。

このパーツを、先に作った胴体にしつけ糸を使って仮止めします。写真は仮止め状態のものです。

仮止め状態では着られませんので、ミシンで本縫いをします。襟の部分は特に変わった縫い方をする必要はありません。(肩章も製作過程を撮り忘れていました…)だいぶそれっぽくなってきました。


続いて袖をつくります。生地を切り出したあと、肘の補強を裏面に縫いつけます。

袖用のパーツを組み、待針で仮止め、その後は「折り伏せ縫い」で縫っていきます。筒状に縫うのは少々苦戦すると思いますが頑張ってください。

袖口のパーツ縫い付けやボタン、ボタンホールをつければ袖が完成します。同じ要領で左右の袖を作ってください。



最後に、またまた撮り忘れましたが胴体に袖を「折り伏せ縫い」で縫い付けます。この時、肩章も一緒に縫い込むのを忘れないようにしましょう。袖の縫い付け後、脇の切れ込みや裾のカーブを処理すればタイガー迷彩服の上衣が完成します。


なんだか飛び飛びの説明で参考にならないんじゃなかろうかと思いますが、ザックリとまとめてみました。私の場合、OD作業服を一着丸々解体して型として使っています。縫製が中々に複雑ですが、やってみると意外と作れるもんですね。ちなみに、タイガー迷彩服の実物は見たことありませんが、OD作業服や旧迷彩服と同じであるとすれば、おそらく「巻伏せ縫い」による縫製でしょう。「巻伏せ縫い」と「折り伏せ縫い」では縫い目が若干異なりますので要注意です。まぁ、表面は同じなんですけど…

とまあ、今回はタイガー迷彩服上衣の製作過程をまとめたわけですが、次は戦闘背嚢の製作過程をまとめるかタイガー迷彩服下衣の製作過程をまとめるか…いずれにせよ更新は気が向いたらですね。

最後に、こんな拙い記事ですが最後まで読んでくださり有難う御座います。(全然面白いこと書けない…)もし、自作をしようとしている方の参考(むしろこっちが参考にさせていただきたいくらいですが)や動機付けになれば幸いです。それではまたの機会に…  

Posted by 四つポケさん at 17:17Comments(0)自作自衛隊